親ガチャ問題

少し前に「親ガチャ」なる言葉が社会現象になりましたよね。

確かに、生まれによる差は当然あると思いますし、生まれ持った能力で有利・不利は歴然ということもあるでしょう。

だからといって、それは現状努力しないことに対する言い訳にはならないのです。

時代ガチャ・国ガチャで既に大当たり

最近になって気づきましたが、今の日本ほど恵まれている環境もそう多くはないでしょう。

毎食当たり前のように食事できて、屋根の下で安心して眠ることができて、仕事も周囲の人間関係も基本的には本人の自由。

おまけに、大きな失敗をしたとしても国のセーフティーネットに頼ることができて、人も親切で生活に困らない環境です。

つまり、私たちは既に時代ガチャ・国ガチャで大当たりを引いており、これは全ての日本人が持つ共通のポテンシャルと言えるのではないでしょうか。

ここまで恵まれておきながら、何かに挑戦しないというのもまた少し勿体無い話と言いますか、自分を持て余すと感じています。

失敗しても死ぬことはありませんし、最期の瞬間を笑って迎えられるかどうかは、自分の思いのままに挑戦したかどうかにかかっているのだと思います。

才能は必要ない

最近は、SNSの普及によって、今までよりも簡単に他者と比較ができるようになりました。

恵まれた容姿や才能など、上と比べればキリがなく、そのためか多くの若者が自分という存在を見失いがちになっているようです。

また、何かに一生懸命になろうとおもっても、やりたいことが見つからない、本気になれない、といった悩みを抱えている人も多いですよね。

私も今余裕を持った生活を送れているからこそ気づけましたが、これはそもそも超贅沢な悩みだと思います。

やりたいことがない、これはつまり、やらなくても大丈夫で死にはしないということです。

ある意味平和ボケと言いますか、追い詰められることなく日常を過ごせているということなんですよね。

ましてや娯楽は無限にあるわけですから、何かに取り組まなくても無難に楽しく過ごせるだろう…このように考えてしまうわけです。

ただ、何かをやり遂げた充実感・達成感が得られないまま年を重ねてしまうと、将来的に何も残らない人生になってしまいます。

結果を出すために、大きな才能は必要ありません。とりあえずでも動いてみることで見えてくる価値観・発見がありますので、退屈な毎日から抜け出したい人は、何か1つアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。